読み書きの習得でなぜ話せるようになるのか?

読み書きの習得でなぜ話せるようになるのか? 

 

それはフォーマルスピーキングとは読み書きを口頭で行なうに過ぎな いからです。BBCはご存知のようにイギリスのNHKともいうべき放送機関 で、その巨大なサイトで音声つきでニュースを24時間放送しています。 BBCのニュースでアナウンサーが話す英語は当然フォーマルスピーキン グで、スクリプトも公開していますので一度見てもらいたいと思います (巻末ブログに一例を掲載します)。 驚くかもしれません。彼らの話す(きちんとした)英語が学校教科書 などに出てくる「書かれた英語」とまったく同質のものであることに。 これは別にBBCに限ったことではなく、きちんとした放送局のニュー スで話される英語は例外なくこのような英語なのです。ニュース以外で は国連などの国際機関で話される英語、英米などの政府関係者の話す英 語も、一流の国際企業で話される英語もすべてこのような書き言葉と同 質、すなわちフォーマルな英語なのです。 英語の書きことばとフォーマルな話し英語が同質のものなのですから、 英語の書き言葉を一生懸命勉強すればフォーマルな話し英語が身につく のは当然ですし、それをくずしたに過ぎないカジュアルな英語スピーキ ングが身につくのも当然のことです。