「英語の核」

私の高校時代の英語の先生の話をします。

 

私は愛知県で勉強そこそこスポーツそこそこといった高校へ二十分ほど自転車で通っ ていました。英語に関して私が二年、三年の時に習った山本先生は非常に実力のある、また指導に熱意を持った方でした。戦後食べるために米軍相手に通訳をやった経験などもあり、当時としては持っている人が少 ない英検一級保持者でもありました。私のような英語好きばかりではな いので、そうでない生徒にも興味を持たせるようにグループを組ませて 授業を進めたりしていました。 授業自体はオーソドックスで特に特徴があるわけではありませんでし たが、ひとつ非常に印象に残った言葉があります。それは「 今教えているのは英語の大事なことであって、将来英語を話す時、絶対に必要だ」 という内容の言葉です。 その当時は英語の読み書きばかりしていて、読み書きはできるように なるんだろうが、話せるようになるんだろうか?という思いを持ってい ました。結論を言えば、山本先生の言われたことはまったく正しいものだったのです。それでは「今教えている英語の大事なこと」とは何なのでしょうか?私の考えはこうです。学校で教えている英語は「読み、書 き、話す」がオールラウンドにできるようになるための「英語の核」で ある。以下のブログでもう少し詳しくみてみましょう。