リスニングの訓練法

リスニングの訓練法

 

 

  ではそうすればいいのでしょうか?

 

①に関しては明白です。慣れる、これ以外ありません。慣れるために 必要なことは量をこなすということです。なるべくたくさん聞いて慣れ る、これを実行します。

②に関してはそのデータを頭の中にインプットすることが必要です。 具体的な練習としては、聞き取れないところをスクリプトを見てみます。 知らない単語を調べる。

 

発音に関してもどう発音しているかチェックす る。あるところでイギリス人と話をしているとsupposeを「サボウズ」 とpではなくbで発音していることに気づきました。何回聞いてもそう なのです。 そういえば、以前NHKのラジオ講座でリスニングの訓練をしていた 時にもBBCか何かの東京特派員の女性がbで発音していて「変だな」 と思ったことがあります。イギリス人は階級によって使う英語が違うと いうのはよく知られたことだと思いますが、おそらくこの2人はインテ リ階級に属していてこの階級の人は「サボウズ」と発音するのだと推測 しました。確認する機会はまだないですが。 オーストラリアの人も独特の発音「エイをアイと発音するなど」をす ることが知られています。こういうデータがなければ聞いて理解できな いはずです。このようにデータを蓄積する作業が面倒くさいかもしれま せんが、本当にリスニングを鍛えたいなら必要になってきます。 さて、このようにスクリプトを読んで意味がわかるかどうか確認しま す。読んでわからなければ、聞いても余計わからないからで、これは書 けない英語は話せないのと同じ理屈です。知らない単語は調べます。こ うして、読んで理解が出来たなら、そのスクリプトを使って音声と照ら し合わせます。そして確かに音声と文字が一致していることを確認しま す。 最後に、スクリプトを見ないで音声だけで頭の中にその文字が、その 意味が出てくるか確認します。1回で出来なければ、何回もこれを繰り 返して音声だけで意味が頭に浮かぶまで持ってきます。そしてこれが出 来たら、その音声の意味がデータとしてインストールされたことを意味 します。今度その音声を聞いたら意味がわかるはずです。